事業承継が最近、取り沙汰されています。

僕が所属している>TKC全国会でもセミナーを始め
様々なことをやっています。

政府も政策を打ち出しています。(経営承継円滑化法・優遇税制などです。)

僕がこの業界に入ったのは平成10年3月25日。
24歳の誕生日の前日でした。
僕が修行させて頂いた会計事務所は半世紀の歴史を持つ老舗の事務所なので
お客様も老舗の会社が多く、二代目・三代目への後継問題は
当時から事務所内で話が持ち上がっていました。
(後継「問題」というとマイナスイメージですので
 後継「プロジェクト」と呼びたいです。)

このテーマは会計事務所から見れば、普遍のテーマだと思います。
僕のような比較的若手の税理士でも後継プロジェクトに首を突っ込んでいます。

承継のためのタイムスケジュールを作ろうと提案したり
現代表者・後継者(予定者含む)の意志を確認したり、と
税務業務よりも時間をかけて、じっくりと。

僕自身、四代続いた和菓子屋の長男です。
四代続いているので、歴史だけなら110年超です。
僕の祖父の祖父が初めて、現在は父がやっています。
その父も今年で還暦です。

同じような環境の方、規模の大小はともかく、親が商売をやっているという方なら
お分かり頂けると思うのですが「親の商売を継ぐ」というテーマは
子供の頃から空気の一部のように自分の周りに付き纏っていました。

そんな僕が税理士として後継プロジェクトのお手伝いをしています。
なんだか因果なもんだなあ、と自分では思います。

事業承継について思うことを、明日から書いていこうと思います。
見る人はかなり少ないので、本音で。