うちもそうですが、あるお客様でも経理を求人しています。

うちのところは募集しだしたところなので
まだまだ電話をくださる方は少ないのですが
お客様のところはすでに20人以上も面接をしたようで。

で、結果はまだ採用していない、とのこと。

経理ができてパソコンも使える方、と求人広告に書いてあるのに
経理の経験もなく、パソコンはちょっと、、、という方が
多く申し込まれるようで、憤慨されてました。

逆の立場なら、僕も激怒してるでしょうね。
面接をするってのは、それだけ時間を割いているんですからね。
嘘を言って申し込む人は営業妨害をしています。

これはいつも言われることなんですけど
「ねぇねぇ、いい人いない?」
「いい人」っていうのは、「いい経理の人」であって
いい経理の人がいたら即採用したいんだけどねー、という
意志表示なのです。
しかし、なかなかいい人がいない・・・。
景気に関係なく、うちのお客様はほぼ必ずといっていいほど
どこかの会社が経理を募集しています。
優秀な経理の人がいれば、人余り状態でもいいから
採用したい、という会社もあるほどです。

しかし、仕事が無く困っている人もいる。
僕の周りでもそういう人がいて、「経理は?」と聞くと
「経理はイヤ」とか「簿記はめんどくさい」とか言って
結局、何十倍の倍率の職探しをずっとしたまま。
とりあえず簿記検定を受ければ全然違う世界が待っているのに。

経理はキレイな仕事だし、体力もあまり使わない。
今はパソコンが主だから、実は計算もあまり無い。
その会社独特の経理の流れや仕組みを入社してから理解すれば
そんなに難しい仕事じゃない。
基本的には毎月同じことの繰り返しだから。

で、1つの会社があれば、かならず経理が必要。
1人の場合もあれば、数人の場合も。

こういう状況を考えると、「営業事務」だなんて
誰でもできるような仕事でもなく
「医療事務」のように病院か診療所じゃないと
役に立たないような資格ではなく
汎用性があって、一生モノの技術でもある
「経理」を身につければいいのになーと
つくづく思います。

だから、今、仕事が無くて困っている人も
簿記を勉強すればいいのに、とほんとに思いますよ!
経理未経験でも「日商簿記1級です」と言えば
採用担当者の目が輝くはずです。

お客様の経理の方で20代前半くらいの若い子には
「今、経理の仕事を一生懸命やって、経理実務をマスターしな。
 で、簿記検定も受けときな。できれば、日商2級まで。
 そうすれば、この会社を辞めたとしても、結婚して出産した後
 職探しをする時、採用されやすいよ。
 経理は一生モノの特殊技能だから。」と言って
頑張って仕事をしてもらっています。

20代前半の子はまだまだ分からないようですが
実際に結婚・出産して職探しをした子からは
「やっと分かった」という連絡を貰いました。
やはり、すぐ見つかったようです。
しかも、中小企業の経理は経理全般を経験し
かつ、社会保険や労働保険のこともやります。
経理+総務の仕事をやることになるので
採用する側からすれば、とっても心強い存在なのです。

なので、今、全国の中小企業で働いている経理の若い子。
あなた方はとてもラッキーです。
今の仕事を頑張ってやって、特殊技能を体に染みつけて下さい。
数年後か十数年後か分からないけど、「経理でよかった」と
思える日が来ます。

仕事が無くて困っている方。
経理の経験が無くても簿記を勉強しましょう。
3級はみんな持っています。2級はその延長です。
1級が目標ですが、1級は難しい。
だから、2級を合格して1級勉強中、と履歴書に書きましょう。
あとはあなたの人間性です。

うちも待っていますよ!