現在(2010年1月)ですと、昨年末に通った円滑化法もあって
リスケジュールが通りやすい感触を持っています。
金融機関サイドの方と話をしても、それを感じます。
前向きに進めようとする意志を感じます。
なので、お金に余裕があるうちに
リスケを申しこんだほうがいいです。
なぜなら、リスケを行うにもカネがかかるから。
信用保証協会付き融資の場合、借入実行時、その後は年1回
保証料を信用保証協会に支払います。
この保証料は借入金残高と保証料率で決まります。
ざっくりですが
保証料=借入金残高×保証料率
で求められます。
保証料率は借入実行時に決まるので、ずっと一定です。
借入金残高は返済が進むので年々減少していきます。
なので、支払う保証料は毎年減少していきます。
しかし、リスケを行って、例えば、元本返済をストップすると
借入金残高が減少しません。
なので、保証料も減少しません。
ややこしい話は置いておいて
当初は借入金が毎年減少することで
毎年支払う保証料を決めていたのに
その前提が崩れたこととなります。
なので、保証料が不足していることとなるので
その分を支払ってくれ、ということになってしまうのです。
これが痛いんです。
信用保証協会、金融機関側から見れば当たり前のことのようですが
こちら側から見ると、寝耳に水、です。
資金繰りに詰まっているからリスケを申し込んでいるのに
追加支払を請求される、この矛盾。
なので、できれば、リスケは資金に余裕があるときに行った方がいいです。
既存の借入金の借り換え、組み換えを行ったとしても
または断られて、今後数カ月の資金繰りがアヤシイようであれば
早目に申し込むことをお薦めします。