「従業員と意思疎通が図れない。」

最近に限った話ではないのですが、最近特にこういうことを経営者から伺います。
こういう会社に伺うと、なんとなく会社の空気が重い・暗い印象を持ってしまいます。

来客が無い会社ならまだしも、お客様が来られることが多い会社の場合は特にマズイです。
また、従業員は会社の空気を纏って仕事をしています。

これは、私のサラリーマン時代の経験から来ているのですが、間違いないと思います。
明るい・風通しのいい会社の社員は明るく・気持ちのいい人が多く
風通しの悪い会社の社員は、接した時にその重さがなんとなく伝わってきます。

私は人間関係の専門家でも何でもないですし、人付き合いが上手いとも思いません。
また、人間関係が良いとも自分でも思いません。

私のことを嫌っている同業者もいますし、恐らくこれから増えてくると思います。
(なぜ、嫌われるかは直接・・)。

そんな私ですが、恥をかくのを承知で、私が自分以外の人と意思疎通を図る時に
心がけていることについて、書こうと思います。
(人を操作しようとする意図ではなく、円滑にする目的ですので。念のため。)

私が心がけていることは、「人の話をよく聞く。」ということです。
ただ漫然と「聞く」のではなくて、「よく聞く」です。

ですので、自分が何か作業をしていたら、それを一旦止めて、じっくり向き合ってしっかり聞きます。
これだけで大分変わってくると思います。

なぜなら、人は話を聞いてもらうと「自己重要感」が高まるからです。
自己重要感とは「自分で自分は価値ある存在だと感じる。」ことです。
自分の存在は価値あるものだと感じさせてくれる人を、どうして嫌うことができるでしょうか?

「自己重要感」を高めるには、相手を「認める」ことが大切です。
「認める」と書くと上から見ている印象ですが、「現在の、ありのままを受け入れる。」
と言ってもいいと思います。
「誉める」マネジメントというものもありますが、「誉める」ことも「認める」ことの1つです。

経営者は社内ではおおむね最高権力者であり絶対者です。
おまけに給料の支払者です。
その人から認められれば、社員は嬉しく思うことはあっても
がっかりすることは無いと思いますが、いかがでしょうか?


上記のようなことは、育児書に簡潔かつ明瞭に書かれていました。
最近、育児書を読むこと多いのですが、本の薄さに釣り合わない内容の濃さに驚きでした。
ご興味があるかたは、本屋さんで育児書を購入されてみてください。