「高い目標を成し遂げるには、意識が大切と思います。ものすごく遠くの目標だけを立てていると
今いるところとのギャップが大きく、(ゴールは)なかなか見えてきません。
基本的なことではありますが、高いところへ行くには、下から積み上げていかなくてはなりません。
常に近い目標を持ち、その次の目標も持っておく。
そうしてこそ遠い目標もいずれ見えてきます。

実はそれが近道でもあるのです。どこかを省いて遠くに行こうとする人は、怖さを知らない。
挫折感を味わうことになるでしょう。
近くの目標を定めてこそ、ギャップは少ないし、仮に届かなければ
別のやり方でやろうということにもつながります。

遠くばかりを見ていたら、いつまでも遠くにいけないということです。」
(日経ビジネス 2005.12.26-2006.1.2号より抜粋しました。)

イチローとスターバックスコーヒー会長のハワード・シュルツの対談から抜粋しました。
いかにもイチローらしいコメントだと思います。
現在の彼を作り上げてきた道程がこの言葉からも伺えると感じました。

開業時に書いたブログの引用です。

こういう時代だからこそ、イチローのような姿勢が大切と考えます。

ローマは1日にして成らず、千里の道も一歩から。

昔から言い尽くされている事なのですが、現実の行動に落とし込むのはなかなか難しい。

しかし、落とし込んだ方がどういう成果を上げているかを見れば、言葉は必要ありません。

短期的利益と長期的利益が相反するのは、みなさんが知るところです。

こんな時代だからこそ、長期的利益を目指して目先の利益に囚われず

大きなものを目指していきたい。

大きなものを目指す過程で取りこぼした短期的利益は「誤差」程度です。

「目先をどうにかしなきゃ、来年が無いんだ!」という方もおられると思います。

まず、目先の事をどうにかしなきゃならないのは当たり前です。

まず、目先を考えましょう。私達も一緒に考えます。

そして、同時に長期的利益の事も考えてほしい。

そして、なぜこうなったのか?も考えてみてほしい。

会社において困りごとの原因(種)は、調子がいい時に撒かれています。

何が悪くて、何が良かったのか?次に活かす為の行動指針を考えてほしい。

我々、外部の人間ができる事は本当に少しだけです。

事の成否の多くは当事者にかかっています。

当事者が変わらない限り、外部がいくら騒ごうと、変わりません。