「税理士で生命保険に親身な人って、あまりいないですよね」
今日、お見えになった生命保険代理店の方が仰った。
そうかな?
違和感がある。
違和感があるが、この方はいろいろな会社を通して
いろいろな税理士と接しておられる。
私よりも、多くの税理士と接しておられるに違いないと思う。
だから、現実味がある。
だから、ショックだ。
生命保険は会社に不可欠だ、と考えている。
かなり便利だと思う。大きな額の節税はできる。
お金を減らさないように節税だってできる。
しかし、使い方によっては牙をむくことがある。
会社を守り、社長を守り、社長の家族を守り
引いては従業員を守る事ができる。
それが生命保険。
我々、税理士は正しい使い方を指導できる位置にいる。
生命保険は税務の知識無しには語れない。
さらに、会社の財務状況を考えて入る必要がある。
財務状況とは、将来に渡る資金繰りのこと。
会社の実情を知り、経営陣のビジョンを把握し、税務に精通している。
そんな存在は税理士しかいない。
御客様にジャストフィットした生命保険かどうか?を判断できるのは
顧問税理士しかいない、と考えている。
御客様にフィットした生命保険は、温かい毛布のよう。
しかし、そうでない生命保険は、だらだらと血を吸い続ける「ヒル」のようだ。
ヒルが食いついたら、引き剥がす。誰でもそうすると思う。
それができ、理論的に、かつ、社長の感情に訴えて説明できるのは
顧問税理士だけだ。
なぜ、しないのだろう?
とても、不思議。