ブラックリストというリストは存在しないようです。

この事を知るまで、黒い革張りのハリーポッターの映画に出てきそうな
威厳がある分厚い本があると思っていました（笑）。

 

で、先に結論です。
ブラックだと、ほぼ借りることはできません。
不可能とは言い切れませんが、かなり難しいです。
弊社ではブラックの人に対して、ある工夫をして借りる事ができましたが
こういうアレンジは普通の方では難しいでしょう。

 

 

では、ブラックとは何なのか？
ブラックとは、信用情報に傷がある状態を指します。
信用情報とは、今までの借金の履歴です。
クレジットカードやカーローン、住宅ローンなどの借金を
いつ借りて、いつ返しているのか？延滞は有るのか無いのか？
こういう履歴です。

 

信用情報はＣＩＣや全国銀行個人信用情報センターで管理をしています。
信用情報を見れるのは会員のみです。
会員は金融機関やクレジットカード会社などです。
この信用情報は超重要な個人情報ですから外部に漏れることはありません。
仲の良い銀行員に私のお客様の信用情報を見せて、とお願いしても
絶対に見せてくれることはありませんでした。

 

 

さらに、「傷」。信用情報に「傷」がどの程度だと借りられないのか？
これは、はっきりとは分からないのです。
まさにこれが「審査」なのです。
各銀行ごと審査基準が異なっていて
一言で言えるようなものではないのです。
つまり、人によって違う、という事しかできません。

 

しかし、間違いなく言えるのは「傷」があると
開業資金を借りることは一気に難しくなってきます。
「傷」があるということは、返済できなかったことがあるということです。
銀行が一番重視しているのは「返してくれるのか否か？」ですから
返済できなかった過去がある人には慎重になります。

 

 

開業したいのであれば、お金に関して
身の回りをキレイにしておく必要があります。
そして、これは、開業時に限ったことではありません。
むしろ、開業後、商売をやり続けるためには
お金に関してキレイにしておく必要があります。
商売に関しての「信用」とは「きちんと払う」と言い換えても良いです。
材料を掛けで仕入れて、きちんと払ってくれない
それがしばらく続ければ、いずれ材料を入れてくれなくなります。
信用が無いからです。

 

 

私はお金にだらしがない人は開業しない事をお勧めしています。
なぜなら、破滅するからです。

 

 

最後に、信用情報は最大で５年間保管されるようです。
また、ご自分でも取得することができます。