弊社では昨年半ばから新しい試みを始めました。
やる事成す事新しい事だらけで、いわゆるPDCAサイクルをぐるぐる回している最中です。
「これでやってみよう」と決めてやってみると、「ここがマズイな」とか逆に「これでいいじゃん」というところが初めて分かる。そして「これでいいじゃん」のところはそのままやり続け、「ここがマズイな」のところは改める、となります。
新しいものを作ると古いひな型やチェックリストが産まれる事になります。また、今までやり続けていた事を辞めるとなると今までやっていた事のデータが残ります。
従業員はこういう古いひな型やチェックリストを捨てる事がなかなかできません。なんとなく取っておくこともあったり、過去の担当者が作ったものなので捨てる事をためらう事もあるでしょう。また、捨てる事によって生じる責任を回避するために捨てられないのかもしれません。
しかし、こういう古いものがあると、判断に迷います。どっちを使えばいいんだろう、と。ひな型やチェックリストはスムーズに仕事を進める為のものなのに、新旧のチェックリストがあるがために度のチェックリストを使えばいいのか、という判断に悩む、という事になります、うちの場合。
という事なので、古いもの、今は使わないもの、全てを捨てました、私が。
私が捨てれば私の責任です。従業員は安心です。
仕事を見ても、昔からやっていたから今もやっている、過去の担当者がやっていたから今の担当者の私もやらなきゃいけないと思ってやっている、今はその意味を失っているけど、という事があります。形骸化というんでしょうか。仕事としての形式が残っているけど内容が失われている、「形式残存内容欠損(@今井裕志)」という状態です。
新しいものを入れようと思ったら古いものを捨てなければならない時がある。そういう時は捨てないと新しいものは入らない、新しい状態へ成る事ができない。
しかし、理屈でわかっていてもできない時がある。それは能力に関係なく。
なので、私達は積極的に辞める事、捨てる事をしなければならないな、と。