次は生活費を決めます。
生活費は生きていく為に最低限必要なお金です。
「生活費はどれくらいにしておいたらいいでしょうか?」
という御質問も良く伺います。
人間が生活するうえで、生活費はどれくらいがいいのでしょうか?
私があなたの奥さんならすぐ分かるのですが・・・。
人それぞれなので「いくら」と断言する事はできません。
が、「生活費が少ないほど、自由度が増す」と言う事はできます。
ですから、まず生活費は最低限の金額を計算してみてください。
家賃。
食費。
小遣い。
生活雑貨。
電気、ガス、水道。
電話、ネット。
その他・・・。
お店ではないプライベートの部分でかかる支出が
いろいろと出てきます。
それを全部足してみてください。
この金額に若干のプラスアルファをしたものを
生活費としてください。
いかがでしょうか?この金額。
この金額で生活できますか?
「できる・できない」の選択ではなく
「やるしかない」の一択なので、やるしかありません。
「生活費が少ないほど自由度が増す」という事に
さらに説明を加えていきます。
お店を開業したい、という人の目的の中には
「儲けたい」が入っていると思います。
ガッツリ儲けたいのか、ほどほどでいいや、なのか
程度の差はあるにしても、儲けたい気持ちはあるのではないでしょうか?
私もそうでした。私もサラリーマン時代の給与に満足せず
開業して儲けたい、という気持ちがありました。
なぜ儲けたいのか?それは、たくさん消費したいからです。
買いたいものを買いたい。
旅行にも行きたい。
お金は便利な道具です。
お金を払えば、大抵の事は実現します。
だから、お金を使って、自分の欲望を充足させたい、という気持ちから
「儲けたい」という目標が産まれました。
開業して、「0」を「1」にすること、「1」を「2」、「3」、「4」へ
成長させることはエネルギーがものすごく要ります。
「儲けたい」という欲望はエネルギーになります。
きれいごとではなく、「儲けたい」という気持ちは
開業して軌道に乗せるためのエネルギーの1つとして
必要なものだと私は考えています。
そして、儲かって、今までよりもたくさんのお金を使えるようになり
結果、生活費が増えていく、という図式になります。
私の場合、開業と同時に結婚をし、3人の子供に恵まれました。
家族を持ったという事で生活費が増えていきました。
生活費が多く必要、ということは、売上も多く必要、という事になります。
売上が多く必要、ということは、その売上を上げるための経費も
多く必要、ということになることもあります。
そして、さらに、必要な売上高が上昇修正されます。
売上が多く必要、つまり、最低限必要な売上高が高い水準になると
常に売上を高い水準で上げなくてはなりません。
ということは、売上高の変動に対して弱い経営体になってしまいます。
調子の良い時は売上はほっておいてもあがるくらいに思ってしまうのですが
良くしたもので、そういう思い上がりがあると
経営の神様はきちんと調整をして、思い上がりを治してくださいます。
つまり、売上高が減少しはじめるのです。
売上高が減少し始め、高い生活費を維持するために
必要な売上高を下回ると、お金が足らなくなります。
お金が足らなくなると、だいたい経費を削り始めます。
一般論として不要な経費ならば削っていいとは思います。
では、何をもって「不要」と判断しますか?
今までは「必要」と考えて、それに支払をしていたのです。
売上高が少なくなったから、今日から「不要」になるのです。
何を根拠に、この180度転換を決定するのでしょうか?
甘えから生まれたもの、見栄を維持する為の支払であるならば
「不要」ですから、どんどん切って行けばいいです。
しかし、そういうものから切っていける人は、実は少ないです。
そして、自己中心的な経費削減策に入っていきます。
人を削る、給与を削る。
人が少なくなれば、日々の仕事が大変になっていきます。
さらに給与が減れば、モチベーションも下がりやすくなるでしょう。
これを行えば、スタッフは離れていくだけです。
電気代を削る、通信費を削る。その他、細かい経費を削る。
果たして、いくら削れるのでしょうか?与える影響は軽微です。
無駄をなくす事は大切です。
が、無駄をなくすことは売上が好調な時もずっと行うべきことです。
売上が少なってきたから節約を始めだすと
スタッフに不安を抱かせてしまいます。
「ウチの店、やばいのかな?」と。
こうして、節約とケチの境目が分からなくなってきてしまいます。
節約は「無駄を省き、必要なものにはカネを使う」事です。
ケチは「無駄を省き、必要なものにもカネを使わない」事です。
無駄なものと必要なものとの境目が分からなくなってきて
必要なものを削り始め、無駄なものに支払い続ける、という事が
起きてきます。
「貧すれば鈍す」という言葉の意味通り
カネに詰まってくると、頭の思考が鈍くなってきます。
これ以上経費を削れない、となると、生活費を削るしかありません。
生活費、違う言葉で言えば、生活水準。
儲かりだして生活水準を上げるのはとっても簡単で、すぐできます。
そして、生活水準を上げ、生活費が増えてくると
増えた生活費で回るような家計の構造になってきます。
増えた生活費が必要な家計になってから
生活水準を下げるのは、とてもとても難しい事です。
やってみればすぐ分かります。
家族がいれば、奥様や子供さんにも影響が出てきます。
そして、カネが減り続け、さらに貧し、鈍していく、という
悪循環に陥っていく、という姿を見てきました。
オーナー、経営者、社長さんは「頭」を使う仕事です。
「貧して鈍」になった状態では、良い仕事はできません。
なので、お金の余裕、心の余裕を持った状態で仕事をする事が求められます。
「貧しても頭が冴えて心の余裕がある」事ができるのならば
今までの話は関係ないですが、凡人にはほとんど無理な話です。
つまり、最も削る事が難しく、かつ、コントロールが自分だけでできる
「生活費」を低水準のままで維持しておくことは
経営を安定させる事に直接的につながります。
生活費が低水準だと、売り上げが上がれば、お金がたくさん残ります。
売上が上がらなくても、困る事はありません。
生活費が高水準だと、売り上げが上がれば、維持できます。
売上が上がらないと、カネが回らない状態になります。
生活費が低水準だと、心の自由度が増します。
お金も残りやすくなります。
残ったお金で新たな投資を行う事ができます。
新たな投資を行う事で、新たな未来を作り出す最初の1歩を踏み出せます。
生活費は生きていく為に最低限必要なお金です。
「生活費はどれくらいにしておいたらいいでしょうか?」
という御質問も良く伺います。
人間が生活するうえで、生活費はどれくらいがいいのでしょうか?
私があなたの奥さんならすぐ分かるのですが・・・。
人それぞれなので「いくら」と断言する事はできません。
が、「生活費が少ないほど、自由度が増す」と言う事はできます。
ですから、まず生活費は最低限の金額を計算してみてください。
家賃。
食費。
小遣い。
生活雑貨。
電気、ガス、水道。
電話、ネット。
その他・・・。
お店ではないプライベートの部分でかかる支出が
いろいろと出てきます。
それを全部足してみてください。
この金額に若干のプラスアルファをしたものを
生活費としてください。
いかがでしょうか?この金額。
この金額で生活できますか?
「できる・できない」の選択ではなく
「やるしかない」の一択なので、やるしかありません。
「生活費が少ないほど自由度が増す」という事に
さらに説明を加えていきます。
お店を開業したい、という人の目的の中には
「儲けたい」が入っていると思います。
ガッツリ儲けたいのか、ほどほどでいいや、なのか
程度の差はあるにしても、儲けたい気持ちはあるのではないでしょうか?
私もそうでした。私もサラリーマン時代の給与に満足せず
開業して儲けたい、という気持ちがありました。
なぜ儲けたいのか?それは、たくさん消費したいからです。
買いたいものを買いたい。
旅行にも行きたい。
お金は便利な道具です。
お金を払えば、大抵の事は実現します。
だから、お金を使って、自分の欲望を充足させたい、という気持ちから
「儲けたい」という目標が産まれました。
開業して、「0」を「1」にすること、「1」を「2」、「3」、「4」へ
成長させることはエネルギーがものすごく要ります。
「儲けたい」という欲望はエネルギーになります。
きれいごとではなく、「儲けたい」という気持ちは
開業して軌道に乗せるためのエネルギーの1つとして
必要なものだと私は考えています。
そして、儲かって、今までよりもたくさんのお金を使えるようになり
結果、生活費が増えていく、という図式になります。
私の場合、開業と同時に結婚をし、3人の子供に恵まれました。
家族を持ったという事で生活費が増えていきました。
生活費が多く必要、ということは、売上も多く必要、という事になります。
売上が多く必要、ということは、その売上を上げるための経費も
多く必要、ということになることもあります。
そして、さらに、必要な売上高が上昇修正されます。
売上が多く必要、つまり、最低限必要な売上高が高い水準になると
常に売上を高い水準で上げなくてはなりません。
ということは、売上高の変動に対して弱い経営体になってしまいます。
調子の良い時は売上はほっておいてもあがるくらいに思ってしまうのですが
良くしたもので、そういう思い上がりがあると
経営の神様はきちんと調整をして、思い上がりを治してくださいます。
つまり、売上高が減少しはじめるのです。
売上高が減少し始め、高い生活費を維持するために
必要な売上高を下回ると、お金が足らなくなります。
お金が足らなくなると、だいたい経費を削り始めます。
一般論として不要な経費ならば削っていいとは思います。
では、何をもって「不要」と判断しますか?
今までは「必要」と考えて、それに支払をしていたのです。
売上高が少なくなったから、今日から「不要」になるのです。
何を根拠に、この180度転換を決定するのでしょうか?
甘えから生まれたもの、見栄を維持する為の支払であるならば
「不要」ですから、どんどん切って行けばいいです。
しかし、そういうものから切っていける人は、実は少ないです。
そして、自己中心的な経費削減策に入っていきます。
人を削る、給与を削る。
人が少なくなれば、日々の仕事が大変になっていきます。
さらに給与が減れば、モチベーションも下がりやすくなるでしょう。
これを行えば、スタッフは離れていくだけです。
電気代を削る、通信費を削る。その他、細かい経費を削る。
果たして、いくら削れるのでしょうか?与える影響は軽微です。
無駄をなくす事は大切です。
が、無駄をなくすことは売上が好調な時もずっと行うべきことです。
売上が少なってきたから節約を始めだすと
スタッフに不安を抱かせてしまいます。
「ウチの店、やばいのかな?」と。
こうして、節約とケチの境目が分からなくなってきてしまいます。
節約は「無駄を省き、必要なものにはカネを使う」事です。
ケチは「無駄を省き、必要なものにもカネを使わない」事です。
無駄なものと必要なものとの境目が分からなくなってきて
必要なものを削り始め、無駄なものに支払い続ける、という事が
起きてきます。
「貧すれば鈍す」という言葉の意味通り
カネに詰まってくると、頭の思考が鈍くなってきます。
これ以上経費を削れない、となると、生活費を削るしかありません。
生活費、違う言葉で言えば、生活水準。
儲かりだして生活水準を上げるのはとっても簡単で、すぐできます。
そして、生活水準を上げ、生活費が増えてくると
増えた生活費で回るような家計の構造になってきます。
増えた生活費が必要な家計になってから
生活水準を下げるのは、とてもとても難しい事です。
やってみればすぐ分かります。
家族がいれば、奥様や子供さんにも影響が出てきます。
そして、カネが減り続け、さらに貧し、鈍していく、という
悪循環に陥っていく、という姿を見てきました。
オーナー、経営者、社長さんは「頭」を使う仕事です。
「貧して鈍」になった状態では、良い仕事はできません。
なので、お金の余裕、心の余裕を持った状態で仕事をする事が求められます。
「貧しても頭が冴えて心の余裕がある」事ができるのならば
今までの話は関係ないですが、凡人にはほとんど無理な話です。
つまり、最も削る事が難しく、かつ、コントロールが自分だけでできる
「生活費」を低水準のままで維持しておくことは
経営を安定させる事に直接的につながります。
生活費が低水準だと、売り上げが上がれば、お金がたくさん残ります。
売上が上がらなくても、困る事はありません。
生活費が高水準だと、売り上げが上がれば、維持できます。
売上が上がらないと、カネが回らない状態になります。
生活費が低水準だと、心の自由度が増します。
お金も残りやすくなります。
残ったお金で新たな投資を行う事ができます。
新たな投資を行う事で、新たな未来を作り出す最初の1歩を踏み出せます。