贈与税はほんとにややこしい。あまり、好きではない。
(相続時精算課税なんてのが、できたからよけややこしい)
使いようによっては有効な手段の1つなので、好きじゃないけどよく使う。
知らなきゃ損して、知っていればトクをする。
悲しいけど、これが税の世界だと思う。
司法書士ヨコスカシンさんが日記で書かれている通り
相続税ばかり気にする人が圧倒的に多い。
昔、故・渡辺美智雄(字はこうだったかな?)氏が
「死んだら、国に7割も相続税取られてしまってもいいんですか!」
と相続税反対キャンペーンを繰り広げたからかもしれない。
ちなみに、相続税を払う人は年間死亡者の約5%という統計が出ている。
国税庁が発表したものだから、間違いない。
地域はわからないが、おそらく都市部が多いと思う。
ズバッと言うと、お金持ちは相続税は気にしていない。
なぜなら、我々のような専門家を雇って、きっちり対策しているからだ。
語弊を恐れずに言うと、持ち家とその敷地くらいしか持っていない人が
とても気にしている。
六本木ヒルズの隣に100坪くらいの豪邸を持っているなら話は別だが
私が住んでいる静岡市などでは
大量の金融資産か高額の生命保険金がかかっている人を除いて
普通の持ち家しかない人は、まずかからない。
相続税の基礎控除は
5,000万円+法定相続人の数×1,000万円
奥さんと子供が3人いる場合は9,000万円。
そんなに資産がありますか?という話をすると
「半分もありません。」と答える人が圧倒的に多い。
しかも居住用不動産は、8割減(または5割減)で評価する。
5,000万円でも1,000万円なのである。
国はもっと相続税のことを正しく伝えるべきだと思う。
はっ、贈与税のことを書こうと思ったのだけど、相続税で終わってしまった。
この続きは明日ということで。。。
ちなみに、国に7割も取られることはありません。
7割は最高税率です。そんな人は日本に滅多にいません。