東京都だけでなく、大阪府でも始まった「宿泊税」

1泊1万円(消費税抜)以上の宿泊に課税されることとなります。
1泊1万円以上ですから、2泊で15,000円の場合は
かかっていないと考えても良さそうです。

ここのところ、都内や大阪府はホテル代が4,5年前に比べて高騰しています。
昔は7,8千円だったところが、12,000円超もザラ。
宿泊税がかからないところを探すのは
難しくなっているように思います。

 

宿泊税に消費税はかかるか?

 

結論は、かかりません。

消費税で言うと、税金の支払ですから不課税取引に該当します。

 

宿泊税を支払う義務がある人は、宿泊する人です。
ホテルでは無いのですね。

ホテルは宿泊する人の代わりに、宿泊税を預かって納税しているのです。
徴税(税金を集める)と納税を宿泊者の代わりにしているだけなのです。
給料から引かれる源泉所得税や社会保険料と一緒です。
これらも支払義務があるのは給料を受け取っている人で
会社が徴収と支払の事務手続きを代行しているだけですから。

宿泊税はホテルが受け取る宿泊代ではないですから、消費税がかからないのですね。

 

消費税は

1、日本国内で行われているもの
2、事業者が事業として行っているもの
3、対価を得て行われているもの
4、モノの譲渡か役務(無形のサービス)の提供

という4つの条件に該当したものに課税されます。

宿泊税の支払・受取はこの4つに該当しませんから
消費税はかからないこととなります。