開業時にお金を借りる時、必ず求められる書類が
「開業計画書」です。
日本政策金融公庫では「創業計画書」って呼ばれています。
こちらがひな型です。
https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyou00_140311.pdf
こちらのリンクからエクセルのシートをダウンロードできます。
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html
「創業計画書」のエクセルフォーマットのものをダウンロードしてください。
この計画書を埋めていくのが実務的には求められます。
私・酒井が2004年に300万借入をするときも同じ書類を書きました。
以来、何件同じ書類を見たり、検討したりしているのか・・・。
この創業計画書は大きく2つに分けられます。
言葉のところと数字のところです。
左が言葉、右が数字になっています。
以前書いたように、銀行員とコミュニケーションするには
数字を入れる事が必要なので、数字は必須です。
もう1つ、分け方があります。
それは、開業まで、と、開業してから、です。
開業計画・創業計画というと開業するまでと
考える方もおられるかもしれません。
しかし、第1回目に書いたように銀行員が重視することは
「返せるのか?」です。
実際に返済を行うのは開業してからですから
開業後、どのように返済をしていくのか?が
銀行員が一番知りたいところです。
「どのように?」がとても大切なので掘り下げます。
借入金を返すモトとなるお金をどうやって産み出していくのか?
ここが銀行員が一番知りたいところです。
では、借入金を返すモトとなるお金はどこから産み出していくのか?
これは開業後の商売ですね。当然です。
つまり、売上です。
しかし、売上だけでは返せません。
お店や会社を運営していくためには経費がかかります。
家賃・水道光熱費・広告費・給料・消耗品・その他・・・。
そして、自分自身の生活費もかかります。
最初は過去の蓄えから生活費を賄う事もできますが
いずれは商売から産み出していきたいし
そう考えているはずです。
ということは、「売上-経費(仕入含む)-生活費」の残りで
借入金を返済していきます。
見方を変えれば「収入-支出」です。
開業計画・創業計画は
1、「いくらお金を借りて、いくらお金を使って商売を始めて」
2、「借りたお金をどうやって返していくのか?」
この2つに分類できます。
1番と2番を日本語と数字で書いていく。
こんな構造になっています。