経費を考える前に、どんな人が商売上手だと思いますか?
分かりやすい例を上げます。
どちらが商売上手でしょうか?

 

A:100万円の初期投資で年100万の利益を上げる人
B:100万円の初期投資で年1,000万の利益を上げる人

 

もちろん、Bですよね。
少ない投資で多くの利益を上げる。
そんな人が商売上手だと言われるのではないでしょうか?

 

まず、ここを抑えておいてください。

 

 

では、経費は少なければ少ないほどいいのか?
生活費と同じで、経費も少なければ
必要売上高は下がります。
無理して売上高を上げなくても維持できるし
売上が上がった時、利益が出やすくなります。

 

では、本当に経費は少なくていいのか?

 

そんなことはありません。
「かけるところには、きちっとかける」
これが基本です。

 

では、どこにかけるのか?

 

 

経費は2つに分類されます。
1つは、維持費。もう1つは、投資。

 

維持費は、お店・会社を維持していく為の支出です。
例えば、家賃、水道光熱費、電話・ネットなどの通信費関係、掃除用品などの消耗品。
お金を支払って、有形のモノや無形のサービスを買います。

 

投資は、将来の売上を作るための支払だったり
会社の資産を作るための支払です。
例えば、広告。広告は将来の売上=お客さんを招き入れる為の支払です。
給料もそうかもしれません。研修の参加費もそうでしょう。
人がいて、店があり、会社が成り立ちます。
また、そのお店の「売り」の部分にお金を使っていきます。

 

維持費は支払って消えてなくなりますが
投資は支払った後、いつかは分かりませんが
利益を伴って戻ってくる事があります。
投資ですから、必ず戻ってくるとは限りませんが
投資をしないと戻ってくることはありませんから
投資は必要です。

 

どこにお金をかけるのか?
お店の売上・お客さまを引き寄せるものだったり
お店の資産として蓄積していくようなものに
お金を使っていくのです。
これはお店を形作る重要なポイントです。

 

お金の使い方は、オーナーの個性です。