今日は終身保険についてです。

終身保険は、その名の通り、終身、一生涯ずっと続く生命保険です。
人間の死亡率は100%ですから、いつか分かりませんが
入っていれば必ず保険金が受け取れます。

受け取れます!と言っても、ほとんどのケースでは自分ではなく
遺族が受け取ることになります。
リビングニーズ特約を付けていて申請をすれば生存中に受け取れることもあります。
(リビングニーズとは、余命半年の診断をされた場合
 保険金を亡くなる前に受け取れる特約です。)


保険会社から見れば、必ず保険金を支払わなくてはならない保険です。
そのため、保険料は定期保険に比べると高くなっています。
私達から見ればいつかは必ず受け取ることができる保険金の
保険料を支払うことになるので、この保険料はある種の貯蓄的要素を持っています。
ですので、解約返戻金がとても高く、一定年数を越えると
支払累計額よりも多くなることもあります。


<メリット>
解約返戻金が高額になることが多い。
いつかは必ず保険金を受け取ることができる。

<デメリット>
保険料が高い

<どんな人に向いているか?>
葬式費用を自分で用意したい人。
いつかは必ず保険金が受け取れるので、いつ亡くなっても葬式費用は確保されます。

保険料をたっぷり支払うことが出来る人。
定期保険は保険料は掛け捨てですが、終身保険は解約返戻金がかなり見込めます。
保険料をたっぷり支払うことができるのであれば
終身保険で必要な保障を確保しておいて、万が一生き残った場合(笑)は
終身保険を解約・減額すれば返戻金を受け取れます。
事と場合によっては、必要な保障を確保しつつ、支払保険料の全額が戻ってくる
ということもあり得ます。