過去にいろいろと書いてきましたが
今回はなにげなく使っている言葉の整理を。
簡単な用語集です。
保険料:保険会社に支払う掛金。保険金と間違う人もいるので注意です。
月々支払うものがメインだけれども、中には年に1回だけ支払ったり
契約時に一括して払うもの(一時払・全期前納)と実はいろいろある。
保険金:亡くなるなどの保険事故が起こった場合に保険会社が支払うお金。
保険料は支払うもの。保険金は貰うもの。
保険事故:保険金を受け取ることができる事象。例えば、亡くなること。
保険期間:保険契約が継続する期間。終身保険の保険期間は死ぬまで。
10年定期保険の10年経過すると保険契約が終了する。
満期保険金:保険契約終了時=満期時に受け取ることができる保険金。よかったですね!
生存保険金:生きていると貰える保険金。5年後無事故無病気だと貰えます!というもの。
ご褒美で保険会社がくれるものではなく、あらかじめ、生存保険金分の保険料を
含めて保険会社に支払っているので、???
保険で貯蓄:まず、無理。余裕資金がある人が長期(10年以上)で考えることができるもの。
そもそも保険は経済的リスクの軽減が目的。目的外のことには向いていない。
そもそも、保険は投資が正しい。
必要な保障額:生命保険の営業に必要なマジックワード。情に訴えてくるから、ずるい。
人に決めてもらうものではない。自分でうんうんと考えてみるもの。
ビール片手に電卓と鉛筆で計算していると、1本飲み終える前に答えが
出てしまう程度の、なんとも簡単な計算でできるもの。
返戻金:「へんれいきん」と読みます。戻ってくるお金。払戻金(はらいもどしきん)とも言う。
支払保険料累計額:支払うこととなる保険料の支払累計額。大きな金額でびっくりする。
ビール2本程度の酔いをさますことができる。
掛け捨て:嫌いな人が多い。なぜだろう?まあ、気持ちも分かりますけど・・・。
保険という仕組の根本の型は掛け捨てだと思います。
「捨て」って言葉が悪いんだよな。
掛け捨てじゃないから:「お金を捨てたくない」という人間の欲につけこんだ営業トーク。
積立:掛け捨てでない保険。返戻金がある程度見込めるから、お得だと思わせることができる。
利回り:予定利率ではない。
支払保険料累計額と解約(満期)返戻金の比率。
例えば、支払保険料累計額が300万で解約返戻金が330万なら110%。
10%も増えました、といいますが、こうなるには20年近くの歳月が必要。
20年で10%ですよ。複利で0.9%。
現在の普通預金金利よりもいいですが、流動性が無いから・・・。
投資ならもっといいものが探せばあるのになあ。
流動性:いつでも、預けた金額を引き出せる、という意味。今日出そうと思ったら今日出せるもの。
保険で貯蓄は元を取るには何年もかかるため、流動性がほとんど無いに等しい。
保険で貯蓄をする前に流動性があるお金を貯めてからにしましょう。
GNP:義理・人情・プレゼント。保険営業の伝統的最強ツール。
親戚のおばちゃんがよく使う、断りにくい営業手法。
考えない人:保険営業にとって、ある意味で「ごっつあん」な人。
善意の保険営業の人は、こういう人にしっかりわかってもらってから
契約してもらおうとするので、とても時間がかかる。
お任せな人:「よく分かんないから(笑)の人」と同じ。
よく分かんないから(笑)の人:
基本的な生命保険の仕組程度が分からないのに、分からないことを何だか自慢気にしている
お金を無駄にしそうな人候補ナンバー1。
人間を信じることと、仕組を理解し自分で考えることの意味を混同している。
善意の保険営業と出会えれば良くしてもらえるが、手抜きをしたり勉強不足の人と
出会ってしまったら、もう最悪。
ドル建(外貨建)生命保険:ぶっちゃけ言うと、ほとんど賭博(だと思います。)。
10年後の世界情勢や為替相場は誰にも分からないのに・・・。しかも、ドルって・・・。センス無い。
外貨ベースなら高い利回りを期待できますが、より流動性が高くて利回りがよいものも
あるのになあ。なんで、あえて、生命保険なのか?
保険料と保険金の比率は高いけど、うちの嫁さんじゃドルで保険金貰っても
どうしたらいいのか分かんないと思う。
と、いうことで、保険金受取人が外貨に通じている人が入る保険。
節税保険:確かに存在する。けれども、その効果を体感できる人はわずかしかいない。
(法人向けの記事はこれから書いていきます。)
今日はこんなところで。。。